ガラス天板(テーブルトップ)のメリット・デメリットと選び方|オーダー実例

2025/08/29
ガラス天板(テーブルトップ)のメリット・デメリットと選び方|オーダー実例

「テーブルの天板にガラスを載せたいのですが…」
私たち営業担当のもとには、日々こんなお問い合わせを多くいただきます。

ガラス天板(ガラステーブルトップ)は、テーブルを傷や汚れから守るだけでなく、空間に透明感や高級感をプラスできるアイテムです。実際にお客様からも「想像以上に部屋が明るくなった」「既存のテーブルを長く使えるようになった」と喜びの声をいただいています。

この記事では、ガラス天板のメリットとデメリット、選び方のポイント、そして実際のオーダー事例をご紹介します。初めての方でも安心して検討いただけるよう、厚さの決め方や加工の種類もわかりやすくまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

ガラス天板の魅力・選ばれる理由

ガラス天板(ガラステーブルトップ)をオーダーされる方から最も多くお聞きするのが、大切なテーブルに傷をつけたくないという理由です。

木製のテーブルはシミや傷ができやすいもの。
もちろん木の風合いの変化を楽しむのもひとつですが、できるだけ綺麗なまま使いたいという方には、ガラス天板を載せるという選択肢があります。
ガラス天板を置くことで、透明感と輝きがインテリアのアクセントになり、お部屋がワンランクアップした印象になります。

「どのガラスを選べばいいの?」「厚みは?」「強化って何?」
ガラスを選ぶときにまず考えるべきは、
ガラスがどのように支えられているか〟です。
ここが決まれば、自ずと必要な強度や厚みがおおよそ見えてきます。

そのうえで、残った選択肢から
「透明ガラスにするか」「色付きにするか」「強化ガラスにするか」
など、デザイン性や安全性の観点で仕上げを選ぶ流れになります。

ガラステーブルトップの支持方法

ガラステーブルトップには3通りの支持方法があります。

■全面支持
・保護のために、既存のテーブルに載せるケース
・木材や石板など、しっかりした板の上に全面カバーする場合

木製や石材などで出来た、平滑で頑丈なテーブルトップがすでにあり、その上に載せる天板ガラスです。(全面が波打っていたり、凸部がある場合は全面で支えるとはいえません。)

 

■四方枠支持
・ガラスの周りを木材や金属で支える形になっている場合
・中央が中空のリビングテーブルや一部分の支えがない場合

ガラスの周り1センチ程度を全周支える場合のテーブルトップ。
無垢材の掘り込み部分にはめ込むガラスや金属の4方枠フレームに載せるガラスです。
また、4方枠だけではなく、それと同程度の面積でしっかりした桟や下地で支える場合も同様です。

 

■分散支持
・点だけで支えているダイニングテーブル
・お洒落だけど最も危険な支え方の場合

ガラスの4隅だけや、両端だけ、または中ほどを点で支えるなど、ガラスの厚さを最も必要とする場合のガラスです。

ガラス天板の選び方

ガラスの厚さの決め方

天板の厚さは、前述の支持方法やガラスのサイズにより推奨する厚さが異なります

ガラスの厚さシミュレーター」では、支持方法とガラスのサイズを選択するだけで、最適な厚さを30秒で算出することができます

シミュレーション結果には、普通ガラスの場合と強化ガラスの場合の金額納期も合わせて表示されます。
是非参考になさってください。
(3つの支持方法に該当しないデザインのテーブルの場合は、各支持方法の注意書きをご覧ください。分からない場合はお気軽にお問合せください。)

▼操作イメージ

ガラスの種類

一般的な透明ガラスが最も選ばれています。
特徴のあるガラスを使えば、印象的なテーブルになります。

🔷透明ガラス フロートガラスと呼ばれる、一般的な透明ガラス
🔷高透過ガラス ガラスの不純物を取り除き、無色に近い透明感を実現したガラス
🔷フロストガラス フロスト加工を施し、透明感のある乳白色に仕上げたガラス
🔷スモークガラス シックな雰囲気を演出し、インテリアに最適な色ガラス

▶️すべてのガラスを見る

普通のガラスは少し緑がかった色をしています。この独特の色を好まれる方も多いですが、テーブルの素材の色をそのまま活かしたい場合は、高透過ガラスがおすすめです。
高透過ガラスは透明度が高く、無色に近いため、素材本来の色をそのまま楽しむことができます。白いテーブルに普通ガラスと高透過ガラスを並べてみると、色の違いは一目瞭然です。

強化ガラスとは?

🔶強化ガラス
普通の透明ガラスの3~5倍の強度があり、割れにくくて安全です。
万一割れても、普通のガラスのように鋭利な破片にはならず、細かい粒状になるため、ケガの危険性を大きく軽減できます。
さらに、耐熱温度が高く、温度変化に強いため、熱により加わるチカラにも強くなるメリットもあります。

▶透明ガラス・フロストガラス・スモークガラスは、強化加工が可能です。

💡選ぶ時のポイント
全面支持の天板の場合は、荷重は面全体で分散されるため、通常のガラスでも割れにくくなります。
むしろ強化ガラスを選ぶと、一部に欠けやヒビがると、全体が一気に粒状に破損してしまうという性質があります。
そのため、全面支持の天板では必ずしも強化ガラスを選ぶ必要はなく、通常ガラスをお選びになる方も多くいらっしゃいます。

▶️強化ガラスページはコチラ

こちらの記事で強化ガラスについて、さらに詳しく解説しています。
▶️強化ガラスとは?仕組みと用途を分かりやすくゼロから徹底解説!

ガラス天板のデメリット

一方でガラステーブルトップは、いくつかのデメリットもあります。
まず、重くて割れるということが難点で避けれる方も多いでしょう。
熱いお鍋を直接載せるなど、急激な温度変化でガラスが割れる危険があります。
また、食器など物を置く際の音が気になったり、傷が付いたら修復ができない点も注意が必要です。
ガラスを厚くしたり、強化加工を選ぶことで安全性は高まりますが、使用時には十分ご注意ください。

▶デメリットへの対策
🔷強化ガラス
強化ガラスは通常のガラスの3~5倍の強度があり、万が一割れても細かい粒状になるため、怪我のリスクを大幅に軽減できます。
また、耐熱温度が高く、温度変化にも強いのが特徴です。

🔷飛散防止フィルム
割れたときにガラスの破片が飛び散るのを防ぐことができます。

どちらもオプションで選択可能です。
▶️透明ガラスページを見る

お客様のオーダー事例

ダイニングテーブルの保護用天板

【ご購入商品】
透明ガラス 縦900㎜×横1800㎜ 厚さ6㎜
<角磨き仕上げ・角丸加工[R20ミリ]>

【お客様の声】
お気に入りのダイニングテーブルを購入したので長く綺麗に使いたく天板をお願いしました。
角の丸さなどもオーダーできて、お値段もお安かったのでお願いしました。
届いた天板は本当にピッタリで、友達にもテーブルとセットの天板かと思われたくらいです。

リビングテーブルの天板用

【ご購入商品】
透明ガラス 縦730㎜×横730㎜ 厚さ5㎜
<角磨き仕上げ>

【お客様の声】
購入手続きも価格も簡単明瞭でいつも利用させていただいてます。新しく購入したリビングのセンターテーブル天板にと購入。サイズはぴったりで満足です!

レーシングカーのホイールテーブル

【ご購入商品】
透明ガラス 円形 直径500㎜ 厚さ5㎜
<角磨き仕上げ>

【お客様の声】
レーシングカーのホイールを部屋のテーブルとして活用するため購入させていただきました!とても綺麗で発送状態も良くとても満足できました!

オリジナルテーブル枠に合わせたテーブルトップ

【ご購入商品】
透明ガラス 縦560㎜×横1200㎜ 厚さ10㎜
<角磨き仕上げ・角丸加工[R15ミリ]>

オリジナルの造作テーブル枠に合わせてガラス天板をオーダーいただき、Instagramにご投稿いただいたお客様の事例です。オシャレですね!

ガラス天板のオーダーの流れ

オーダーでガラス天板を作るのは難しそう…と思われるかもしれませんが、実はとてもシンプルです。

1⃣サイズを測る
まずは設置したいテーブルのサイズを測ります。
既存テーブルの載せる場合は、幅・奥行き・角の丸み(R)の有無も確認してください。角丸加工も対応しております。

2⃣ガラスの種類・厚さを選ぶ
各種ガラスよりお選びください。
最適な厚さはガラスの厚さシミュレーターで算出できます。
エッジ加工は「角磨き仕上げ」が綺麗で安全です。

▶️ガラス一覧を見る
▶️ガラスの厚さシミュレーター

3⃣特別な加工が不要な場合は即注文可
特別な加工が不要であれば、コーワガラスショップガラスカガミ自動販売機で、そのまま自動注文可能です。

4⃣相談したい場合、特殊な形状の場合
注文にご不安がある場合や、自動注文できない形状の場合は、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。角丸の計測が分からない場合もお問合せください。
▶️お問合せはコチラ

まとめ

ガラステーブルトップは、空間をスタイリッシュに演出するだけでなく、耐久性やお手入れのしやすさにも優れています。
最適なガラスの厚みや種類を選ぶことで、安心してお使いいただくことができます。
大切なテーブルを保護したり、自作のテーブルの天板に、ぜひ最適なガラスを見つけてください。
用途やインテリアの雰囲気に合わせて選べば、毎日の暮らしの中で楽しめるテーブルになります。

コーワでは、サイズオーダーでテーブル用ガラスを1枚から1ミリ単位でオーダー製作いたします。
お客様のテーブルサイズに合わせてカットし、角の仕上げや特殊な形状にも対応可能です。

「テーブルの天板をまるごとガラスにしたい」
「お気に入りのテーブルを傷から守るためにガラスを載せたい」

そんなご要望にあわせて、最適なガラスをご提案いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。

▶️お問合せはコチラ

お問い合わせ・ご相談はこちらから

「どのガラスを選べばいいか分からない」「角の丸みの測り方が分からない」といったご相談も、丁寧にサポートいたしますので、安心してお任せください!

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毎日お客様と真摯に向き合う営業担当。 ご質問やお悩みをもとに、選び方のコツやお役立ち情報をご紹介。

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